どーも!グランデックスのまーしです!
グランデックスには個性豊かなスタッフが大勢います。変わり者が多いのはアウトドア業界の中では当たり前のことなのかもしれないですが(笑)
今回はグランデックス東京本社の ”カナモ” がヨガの修行の為に2週間、インドのリシケシという街に行った『カナモのヨガ修行~インド リシケシ編~』をお楽しみください。
アウトドアライフ
~ヨギーニ カナモ~
デリーから北へ280キロ。車で約6~7時間。
インドの北に位置するリシケシはガンジス河の源流があるヒマラヤの麓。
透明度の高いエメラルドグリーンのガンジス河の上流。
ヒンズー教の聖地として名高い町。
多くのヨガアシュラム(ヨガ道場)が点在するヨガの聖地で、その昔ビートルズが滞在して修行したことでも知られている。
そして今でも多くの外国人がインド人に混じって修行している。
またインド人の巡礼者も多く、ガンジス河で沐浴する姿もよく見られる。
ヨガ修行をしている人たちのことを『ヨギー』と呼ぶ。女性は「ヨギーニ」とも呼ばれるが、インド人でヨガをしている女性はほとんどいない。
そんなインドのリシケシに12日間【インド政府公認ヨガ資格取得】のため修行に行ってきた。
【ヨガ修行】
朝日を浴びながらのヨガレッスン。
その後はひたすら哲学、語学、浄化法について学ぶ。
朝6時~夜7時まで勉強。
たくさん勉強し、限られた時間でたくさん遊ぶ生活。
ヨガレッスンは朝日を浴びながら気持ち良いレッスン。
一日目は朝日と空気、環境の美しさに涙が止まらなかった。
苦手なポーズももちろんある。
あまりの辛さに顔を歪め、息が乱れる。早くこの時間が過ぎ去って欲しい。
対象物のない怒りのような荒々しい感情になることも。
見栄もあるのだろう。
安定していた呼吸もあっという間に失われる。
そこまできてようやく見えてきたもの。自分のマインド。どれほど苦しみが大きくてもそれは永遠ではない。
これが世界のあらゆるものは全て変化の過程であり、自分も世界も、つねにプロセスの渦中にあることを実感する。
そしてひとつ、自分にとって新しい発見だったことは、ヨガの浄化法のひとつ、クンジャルクリヤをしたこと。
これは、「生温い塩水を1.5リットルくらい飲んでから口に手を突っ込んで吐く」というもので、胃をきれいにする効果があるらしい。
水でさえ、大量に飲むことはできないのに、まずい塩水をたらふく飲んで、しかも直後に吐き出すなんて、やる前は、「絶対、そんなの無理!」と思っていたけれど実際挑戦してみたら、これが意外なことに気持ちいい。
前の晩に食べたものはすでに胃を通過しており、朝はなにも食べずに行っているので、吐き出すといっても水しか出ない。
これが、体の内部からごぼっという音とともに沸き上がってくるときはうまく表現できないけれど、なんとも爽快な気分になった。
この浄化法には、胃をきれいにするだけでなく、ネガティブな感情も吐き出す、という効果がある。
終わってから、同じクラスの女性に「目がキラキラしている」と言われたのは単に、吐いて涙目だったからかもしれないけれど、恐らく、体の奥に巣食っていた汚れた感情も、少なからず、塩水と一緒に吐き出されたからだろう。
できないと思っていたのは自分だけで、いけないと思っていたのも自分だけ。いつも自分で壁を作っている。
そのことに、身体を通して実感できたことは、この修行でのいちばんの収穫だと思っている。
【インド人】
多くのインド人は生まれた瞬間から職業、身に付ける教養、結婚相手が決められている。
じっと観察する。
この国で暮らす動物達はこの国で生まれたことを悔やむだろうか。この国で暮らす人はこの国で生まれたことを悔やむだろうか。
同じ景色を見て同じものを食べる 彼らには選択肢がない。
そしてまた『選ばない』という選択肢もない。
シンプルに『いま』に目を向け『いま』を生きている。
この国を旅して貧しさを感じることはたくさんある。
だけど、豊かだと感じることもたくさんある。
それは店先に並ぶ果物の香りだったり、女性が身に纏うサリーの花模様だったり。
お寺でお祈りをするひとのピンと伸びた背筋だったり、朝の2時間のヨガレッスンの後に一杯のチャイを手にして、大好きな仲間とのんびり過ごす時間だったり。通りを歩けば聞こえてくる祈りと音楽だったり。
インドに来て思うこと。
この国にきて思うことは、
『ニンゲン、どんなカタチだって生きてる奴が強い。』
わたしはヨガと、ヨガをする人たちと、ヨガを育んだこのインドという国とインドで暮らす人々にどうやら、たくさんの贈りものをもらっているみたいだ。
いずれ、なんらかのかたちで恩返しできればいいのだけれどと思いつつ、日本に帰ってきてしまったけど、またいつの日かインドへ戻りたいと思っている。
ヨガは一つの手段である。きっかけはひとそれぞれ。
別に「ヨガ」じゃなきゃいけないってことはない。きっかけは何だっていい。
カナモの場合はそれが「ヨガ」だったってだけのこと。自分の興味のあるものに真剣に向き合えば、おのずと様々な経験に出会える。様々な人と向き合える。
ようは何事もやってみなければわからないし、自分の経験にもならない。
僕の中で揺るがない言葉がある。
経験は無駄にならない。
全ての経験は自分を成長させるためには必要なものだ。その経験があるから今の自分がいる。
イヤな経験でも「この経験があとあと何かの役に立つ!」と考えればやる気が出るし、なにより自分が成長できる。
ちょっとカナモに影響されて語っちゃいましたが、このブログを書くのも良い経験になってます。みんなの経験に触れる、考えていることを文字に起こしてみるなど。やってみなければ何も生まれないですよね?
そんなカナモも、11月22日長瀞オートキャンプ場で行われる『Pair Festa~ここからはじめるソトあそび~』にヨガ講師として参加します。(ヨガ講師名:瀧 聖子)
よかったらおいでくださいね。
それでは、また!
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